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1852年頃製造の大変珍しい懐中時計です。
ナポレオンの末弟で元老院議長を務めたジェローム・ボナパルト王子(1784-1860)の肖像画が裏蓋に描かれています。
1775と12/52の番号が刻印された18金イエローゴールド製ケースに描かれた元ヴェストファーレン国王ジェローム・ボナパルトは勲章を携えた凛々しい姿で、
背景には、赤紫色のカーテンの向こうにドーム・デ・アンヴァリッドが見えます。
左下に「H. Steiner in Paris」とサインが有ります。
時計の製造はルイ-フレデリック・ペルレによるものです。
おそらく1853年頃、元老院議長のジェローム・ボナパルト王子(1784-1860)から、エティエンヌ・フランソワ・クラリー(1757-1823)の息子であるヨアヒム・シャルル・ナポレオン・クラリー(1803-1856)に贈られたものと推測されます。
「ルイ-フレデリック・ペルレ」
1729年にスイスで生まれたアブラアン・ルイ・ペルレは、1777年に最初の自動巻きムーブメントを発明した天才時計師でした。彼は時計製造へのアプローチにおいて常に非常に革新的でした。1783年生まれの孫のルイ-フレデリック・ペルレは、19世紀初頭に工場を引き継ぎ、祖父の精神を受け継ぎながら時計製造の革新を永続させ続けました。
ルイ・フレデリック・ペルレは、ヨーロッパでの地位と才能に対する名声の名誉ある証拠として、多くの金メダルを得ています。
博物館に飾られてもおかしくない時計です。
年代:1852年
機械/ 鍵巻鍵合せ 19石 5振動
Cal.17’’’ ½, lateral equilibrated lever escapement
ムーブシリアル/ 0198 ケースシリアル/ 12/52 198 ケースRef/-
ケース素材/K18YG エナメル絵 (ケース重量:約32.6g)
サイズ:約44.5mm(竜頭含まず) 厚さ:約12mm
補足
OH済み。(非防水)
文字板/オリジナル (ポーセリン) 鍵/社外品